平成30年北海道胆振東部地震の際は札幌市滞在でした。

前日まで、(公社)全日本不動産協会、(公社)不動産保証協会の平成30年度 北海道・東北地区合同 「取引・苦情処理業務指導者研修会」等に参加していました。

研修会では、今年の岩手県本部の問題演習に対する回答の発表を私が代表して緊張しながらもさせていただきました。

第一線で活躍する弁護士先生の出題する不動産に関する難易度の高い法律問題には、ある程度は対応した回答が出来た部分もありますが、まだまだ知らないことをたくさん学んだ大変充実の研修でした。今後の協会での業務に必ず活かします。

そして、仕事を終えて、3時過ぎの就寝していたホテルの13階でとても大きな揺れと建物がきしむ音がするとても大きな地震でした。

その数十分後から停電が発生しました。

翌日は、岩手県本部の先輩の役員の皆さんの判断で、室蘭宮古間のフェリーを朝のうちに予約し、タクシーを見つけて、約4時間乗り、室蘭のフェリー乗り場に着きました。

途中、街は信号機もほぼ止まっていて、お店の多くはお休みで、開いているお店、ガソリンスタンドは大渋滞で混乱が至るところで発生しているのを見ました。

そして、20時のフェリーで室蘭を立ち、翌7日の6時には宮古に着きました。
フェリーでは、室蘭宮古間は多くの方の乗船、緊急車両、発電車両などの輸送にも大活躍していました。

今回、初めて乗船したフェリーの便利さ、輸送力の高さに大変助かりました。

宮古到着後は、盛岡から来て頂いた不動産業の仲間の車に乗せていただき、会社の車のある花巻空港へお送りいただきました。

その後、会社の車で会社に出社することが出来ました。
今回、あれだけの地震で混乱の中で、発生日の翌日の朝にもう会社に戻れて、仕事を再開できたのは、本当に奇跡のような貴重な経験となりました。

7年前の東日本大震災の経験を活かせて、岩手県本部の先輩の役員の皆さんの迅速かつ適切な判断に改めて尊敬し、大変感謝いたしました。

この記事を書いている9月8日現在もまだ北海道にいる研修会参加の全日の他県本部の仲間の皆さんのご無事と早いご帰宅、被災された皆さまの一日も早い復旧、復興を衷心よりお祈りいたします。